2013年1月22日火曜日

インディーズゲームの小部屋:Room#224「Lone Survivor」_1

 筆者もその一角を担っていた「」が,四天王とは誰なのかを明かすことなく最終回を迎えてしまっても,何事もなかったかのようにお届けする「」の第224回は,サバイバルホラーアドベンチャー「Lone Survivor」を紹介する。ゲームの目的は,マスクをつけた名もなき主人公を操作し,アウトブレイクが発生して荒廃した町を脱出すること。ところで四天王は結局何人いたのか,誰か教えてくれませんか?  さて,町に起きた異変の原因も,いつからそれが始まったのかも分からないという状況で幕を開ける本作。主人公はとあるアパートの一室で,息を潜めてただ時を過ごす。町には,いつの頃からかモンスターがうろつくようになっていたのだ。しかし,食料も尽きかけ,もう長くもちそうにない。だがもしかしたら,MHF RMT,どこかに自分以外の生き残りがいるかもしれないと考えた主人公は,ついに外の世界と向き合う決意をする,聖剣 RMT。  というわけで,主人公の生き残りをかけた戦いがここに始まるのだが,ゲームの大部分は,主人公が隠れ住んでいたアパート内の探索で占められている。何しろ,アパートのあちこちが崩壊して通れなくなっているうえ,ゾンビのような,泥人形のようなモンスターまでうろついているのだ。当然,電気が通っているわけもなく,アパート内は真っ暗闇のホラーハウスのごとき様相を呈している。探索するなら,せめて朝まで待てよと言いたいところだが,そこであえて夜明けを待たないのがホラー物のお約束だ。  主人公の操作は,方向キーの左右で移動,Xキーで何かを調べたり,拾ったりなどのインタラクションを行うというもの。また,Fキーで懐中電灯のオン/オフの切り替え,地図を持っていればMキーで地図の確認,そしてSpaceバーでインベントリの表示ができる。基本的には,あちこちの部屋を調べてアイテムを集め,謎や仕掛けを解いて脱出の方法を探していくのだが,アパート内にはモンスターが徘徊しているので一筋縄ではいかない。主人公は,素手のままではモンスターと戦うことができないのだ。  もし武器を持たずにモンスターと遭遇してしまったら,取るべき手段は2つだけだ。1つは,そのまま回れ右して走って逃げること。安全確実だが,しかしこれでは問題が何も解決しないのはお察しのとおり。もう1つの手段は,床に“腐った肉”を置いてモンスターの気を引き,自分は暗がり(もともと暗いけど)に隠れて,やり過ごす方法だ。モンスターは懐中電灯の明かりに反応して襲ってくるので,物陰に隠れるときは忘れずにスイッチを切っておこう。また,懐中電灯のバッテリーは有限なので,必要ないときは切っておいたほうがいいだろう。  悚蚴证巳毪欷皮椁胜椋猡盲戎苯拥膜衰猊螗攻咯`を倒すこともできる。ただし,銖帳违攻去氓庥邢蓼胜韦牵龌幛盲繑长颏工伽频工筏皮い郡椋ⅳ盲趣い﹂gに弾切れを起こすのは間違いない。戦わずに済むときは隠れてやり過ごし,ここぞという場面でのみ悚蚴工Δ趣いΔ韦tいサバイバル術というわけ。しかし,言うは易しで,実際には何度も死んで,やり直すはめになるだろう。本作では,鏡が(なぜか)テレポート装置の役割を担っており,アパート内の各所から自室まで帰還できる。また,自室のベッドで眠ることでセーブできるので,小まめにセーブしておこう。  本作では,主人公はたびたび幻覚を見る。しかし,どこまでが夢で,どこからが現実なのかは,もはや主人公自身にも区別がつかない。主人公の前に現れ,亡霊のように消えてしまう青いドレスの少女。夢の中に現れる,箱を頭に被った人物。自らを“ディレクター”と名乗る白面の男。主人公が体験する説明不能な超常現象の数々は,果たして主人公が見ている幻にすぎないのか? デヴィッド?リンチ的なサイコホラーの要素を多分に含んだ,じわじわと背筋を這い上がってくるような恐怖が特徴の一本だ。  公式サイトではそんな本作のWeb体験版が公開されているので,ホラーファンはぜひお試しを。また,製品版は10ドルにて発売中だ。 ■「Lone Survivor」公式サイト
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