2013年1月22日火曜日

オリジナルデザインを採用したPalitのGTX 680カードを試す。強化型電源+3連ファン仕様クーラーの効果は

。で指摘したとおり,GTX 680ではグラフィックスメモリ周りが弱点となっているが,GTX 680 Jetstreamでメモリバス帯域幅がリファレンスの192.26GB/sから201.60GB/sへ向上しているのは,その点で見どころといえそうである。  そんなGTX 680 JetstreamのスペックをGTX 680のリファレンスと比較したものが(表1)だ,aion RMT。薄い赤の背景色を引いた部分が相違点。PCI Express補助電源コネクタが8ピン+6ピン仕様になっている関係で,TDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)がリファレンスの195Wから215Wまで上がっている点には注目しておきたい。 補助電源コネクタ部は,基板に近いほうが8ピン,遠いほうが6ピンになっている  その電源コネクタは,リファレンスデザインを踏襲した2階建て構造。リファレンスカードだと,電源コネクタ用のランドは,rmt,6ピンが2つ,6ピンと8ピンのいずれかに対応したものが1つあり,GTX 680 Jetstreamでもその3系統が用意されているのだが,電源周りのデザインはリファレンスを踏襲しつつ拡張してきたと述べていいだろう。  ただ,カードの背面を見るだけでも,PWMコントローラの配置場所とコントローラのメーカーがリファレンスカードとは異なっており,GTX 680 JetstreamがPalit独自デザインの基板を採用したものであることは見て取れる。 リファレンスカードと同様,階段状の電源コネクタを採用するGTX 680 Jetstream。基板デザインはリファレンスカードと似ているが,完全に同じではない。PWMコントローラも,リファレンスカードだと2?5フェーズに対応したRichteck Technology製品だったのに対し,GTX 680 Jetstreamでは最大6フェーズに対応したOn Technology製品になっていた カードの側面から。出力インタフェースの反対側に向かってGPUクーラーが基板より膨らんでいることと,中央部が上方向に膨らんでいることがよく分かる  カード長は実測274mm(※突起部含まず)で,リファレンスカードの同253mmより長いが,これは冒頭でも紹介した大型クーラーが,カードの後方に向かってはみ出るような格好になっているため。基板自体の長さは同254mmなので,リファレンスデザインとほぼ同じ長さだと述べていいのではなかろうか
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