。だがこれには,rmt,どうしても時間がかかる。とくに植民都市の数が多く,人口も多い場合は,気がつくとゲーム終了ターンまでに独立宣言そのものができませんでしたということさえある。 仮にその壁を超えたとしても,前述のとおり,独立の気運が高まる時間が長ければ長いほど,本国の軍隊は凶悪化する。人口や都市が多ければそれでよい,というわけではないのだ。このあたりのさじ加減は,経験で補っていくのがいいだろうというか,それがおそらく本作最大の楽しみである。 国王は次々に無理難題をふっかけてくる。蜂起するその日まではじっと我慢。我慢したときの効果音は一聴の価値あり 楽しみ方を自分で模索する部分も 本作のターン数や難度,マップの広さの調整などは,ほぼCiv4に準じている。なんのかんので時間のかかるゲーム(だいたい1ゲーム4?5時間)なので,はじめてプレイするときは,最小マップで最高速度に設定し,だいたいの雰囲気をつかむのがいいだろう。 MOD作成環境も充実しており,Civ4同様,さまざまなバリエーションや便利ツールを導入して楽しめる。 独立への戦いが可能になったところ。プレイ中で最もテンションがあがる瞬間 一方,作品としての問題がまったくないわけではない。 一番ひっかかるのは,「ゲームの展開が固定されている」ことだろうか。コロナイゼーションにおいて,勝利とはすなわち独立である。つまり,本国の軍事的脅威を打倒する以外にゲームの目的達成はあり得ないわけだ。同じ勝利にしてもさまざまな手段があったCiv4に比べ,ここはとくに残念に感じてしまう。 同様に,AIがとても弱く,また本国AIも基本は物量作戦なので,本国に戦争準備を許さないような電撃的独立宣言発布に成功すると,それだけでほとんど勝ったも同然になり,これはすでに必勝法として確立されているようでもある。 かくして本作は,「一定の攻略ルートしか存在しないゲーム」という側面が確実に存在するものになってしまった,ドラゴンクエスト10 RMT。MODなどによってある程度の変化はつけられるだろうが,根底的なレベルでの変化となると,それをMODと呼んでいいのかどうか疑わしい。 とはいえ,それについては「?という定石は使わない」「?というトリックは使わない」「人口を?人以上にする」「都市を?以上作る」といった,自分なりの縛りを入れたプレイを行うことである程度まで解消できる。 また最適手順を見つけるまでは,ゲームとして十分以上に楽しめるので,それだけでも価値がある
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