2013年4月5日金曜日

約束の地“マグダラ”は遥か遠く。「放課後ライトノベル」第101回は『マグダラで眠れ』で錬金術の極意を

 どうもー,暑くてやってられない筆者です。最近は「」のやりすぎで寝不足気味なので,こんな日は仕事ほっぽり出してフラウたんの夢でも見ながらダラダラ昼寝したいですねー。などと思っていたら,筆者の携帯からダースベイダーのテーマが流れました。 筆者:なんですか,人がダラダラ寝ようとしてるのに。 担当:お休みのところ恐縮ですが,まだ今週の『』の原稿が届いてませんよ。 筆者:なるほど,おっしゃることは分かります。おなか空きましたね。もぐもぐ食べたい。 担当:(グッとこらえつつ)それより早く原稿を頼みますよ。 筆者:デュフフ,サーセン。ところで今週の課題本ってなんでしたっけ? 担当:(静かに怒りを込めつつ)で1位だった『狼と香辛料』の著者の最新作,『マグダラで眠れ』です,ドラクエ10 RMT! 筆者:ああ,モグモグ食べてダラダラ眠れ。 担当:……。 筆者:おや,お分かりにならない。『モグダラで眠れ』ですよ! ハハハ 担当:……,rmt。 筆者:暑い夏には涼しいジョークが何より。 担当:屋上に行こうぜ。久々に切れちまったよ……。 『マグダラで眠れ』 著者:支倉凍砂 イラストレーター:鍋島テツヒロ 出版社/レーベル:アスキー?メディアワークス/電撃文庫 価格:599円(税込) ISBN:978-4-04-886728-3 ●錬金術師と修道女。俗と聖,混沌と無垢との出会い  錬金術師。それは,まだこの世界に見出されていない,新たな技術や手法を求める者たちの総称。社会のどこにも属すことのできない,まつろわぬ者たる彼らは,人々から畏怖と嫌悪の目で見られている。研究内容によっては,教会から異端として処分されてもおかしくない一方,その成果を有用と考える権力者によって手厚く保護されることもある。己の研究にすべてを懸ける狂信者にして,約束の地「マグダラ」に向けて愚直に歩を進める学究の徒……。物語は,そんな1人の錬金術師の視点から語られる。  聖人の骨を炉にくべようとしたかどで投獄された錬金術師?クースラは,ある組織がその身柄を引き受けたことで牢より解放される。クラジウス騎士団莫大な富と軍事力を有し,教会にも対抗しうる一大勢力。彼らがクースラを保護したのは,戦の前線にほど近いグルベッティの町で,殺害された錬金術師の後任としてその研究を引き継がせるためだった。  かつて同じ師の下で学んだ錬金術師ウェランドと共に,さっそく前任者の工房を訪れたクースラ。だがそこには,もう1つの人影があった
関連トピック記事:

0 件のコメント:

コメントを投稿